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スコーンの歴史。イギリス式とアメリカ式をご紹介します。

スコーンはイギリスを代表する焼菓子です。

主な原料は小麦粉、バター、砂糖、卵、ベーキングパウダーで作られており、その食感は外側はサクっと内側はふわっとしています(配合や製法により食感は様々)。

クロテッドクリームという、バターのような生クリームのようなクリームと、ジャムを付けて食べるのが一般的です。

 

 

スコーンの発祥は16世紀にさかのぼる

 

スコーンの発祥は16世紀のイギリススコットランド地方で、庶民に食べられていた固いパン菓子「バンノック」が起源だと言われています。

その後製法が改良されて行き現在のような形や食感になっていった18世紀後半には、上流階級で流行したアフタヌーンティーやティータイムの場には欠かせない食べ物のひとつになりました。

スコーンという名前の由来は諸説あり、スコットランドのゲール語で「焼かれた塊」や「刻み目のある塊」という意味を持つ「sgonn」が由来だと言う説や、スコットランドの「スコーン城」というお城で国王の戴冠式に使用された椅子の礎石「The Stone of Scone(運命の石)」という説もあります。

そのためスコーンは石を連想させるような形に焼成される事が多いそうです。

 

 

イギリス式スコーンとアメリカ式スコーンの違い

 

イギリス発祥のスコーンですが、イギリス式とアメリカ式があるのは知っていましたか?

イギリス式とアメリカ式では見た目や食感、味も異なります。それぞれの違いをご紹介します。

 

イギリス式スコーン(イングリッシュスコーン)

イギリス式スコーンは形が丸く、表面はサクっとしていて噛むとホロホロっと崩れるような食感が特徴で、紅茶と一緒に楽しめるように作られています。

スコーン自体の甘さはとても控えめで、ジャムやクロテッドクリームをたっぷりと付けるのが王道の食べ方です。

味はプレーンが一般的ですが、紅茶の茶葉を練り込んだスコーンなども人気が高いようです。

イギリス式スコーンはアフタヌーンティーには欠かせないメニューですが、最近は「ヌン活」と言う、いわゆるアフタヌーンティーを楽しむ活動が流行っており、ホテルのラウンジやカフェなどで気軽にアフタヌーンティーが楽しめるようになりました。

イギリス式スコーンを購入するなら、「ロダス」や「ローズベーカリー」などがおすすめです。

 

アメリカ式スコーン(アメリカンスコーン)

アメリカ式スコーンは形が三角形のもので、ずっしり食べ応えのある食感のものが一般的です。

イギリス式スコーンはバター(動物性油脂)を使うのに対して、アメリカ式スコーンはショートニングやオリーブオイル(植物性油脂)を使っているものが多く、ずっしりとした食感が特徴です。

味はイギリス式と違いプレーンが少なく、チョコレートやナッツ、ベリーなどを練り込んだものが多く、そのまま食べられるように甘く作られています

アメリカ式スコーンは家庭でもホットケーキミックスなどを使って気軽に作れるレシピが各所で紹介されています。

アメリカ式スコーンを購入するなら「スターバックス」がおすすめ。チョコレートチャンクスコーンの他に期間限定のスコーンもあります。

 

以上がイギリス式スコーンとアメリカ式スコーンの違いでした。

朝食やティータイムに、コーヒーや紅茶と一緒に召しあがってくださいね。

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